スペシャル対談

政治評論家 三浦瑠麗 さん

「岡本さんはいま非常に重要なところに立ってらっしゃる」

岡本:実はこのコーナーの最後にいつもですね、ちょっとおそれ多いんですが、岡本三成の働きぶりについて点数をつけていただいています。
本当に忖度なしで結構ですので、点数書いて「こういうところはいいけど、こういうところはもうちょっと頑張ってね」っていうアドバイスを最後にいただけるとありがたいです。

三浦:はい、じゃあメディア人の常で無遠慮に書きますね。(・・・オープン)

岡本:75点!高いですね!

三浦:微妙なとこつきましたでしょ?

岡本:好かれているのか嫌われてるのかよくわからない点数なんです(笑)
えーと、1000点満点じゃないんですよね?

三浦:100点満点です(笑)

岡本:3/4いただけているのは何をご評価いただけているのかというのと、もし100点を目指すとしたら何をやったらいいんでしょうか?

三浦:岡本さんはいま、非常に重要なところに立ってらっしゃると思うんですね。
というのはまず、心の中で政府与党という立場じゃないですか。

岡本:はい。

三浦:かつ一応少数政党なので、自民党さんの言うことを完全には覆せないわけですよね。
でも、政府に対する批判っていうのは全部飛んでくるわけですよ。

岡本:はい。

三浦:だから、その観点から言って責任を果たしながら、しかし正面切って相手をけなしたり、その相手の粗を突くのではないっていう戦法をとってらっしゃると私は見ています。
例えば、いろんな不満動かない行政に対する、あるいは医療システムに対する不満っていうのはお有りだと思うんですけど、そこをやっぱりぐっとこらえて進むっていうのが与党に求められる資質で。実は外野から何でも言えるんですよね。で、時折、夢物語的ないろんな提案って出てくるじゃないですか。でも実際に政権に入ったときにそれができるかという問題もあって。今求められていることを中期長期それぞれ違うんですよね。だからやっぱり最善のことをしてくださいっていうのが私から贈ることのできる最大のことで。
常に政府は80点を超えちゃいけないです。80点を超えるような評価をもらう政府というのはポピュリズムに流れすぎですね。

岡本:そうですね。

三浦:なので残りの5点はやっぱり岡本さんのこれからの…。すごい偉そうにアレですけど、成長というか。でもやっぱり80超えちゃダメですね。

岡本:はい。「80点」を目指して、さらにちゃんと言ったことをできるような政治家になるように頑張っていきます!

河野太郎 自民党広報本部長

「岡本さんをこき使ったよね?」

岡本:河野大臣が財務大臣でいらっしゃった時に私外務大臣政務官としてお使いをさせていただきまして、大変多くのことを学ばせていただきました。

河野:本当にお世話になりました。こっちの方が随分お世話になりました、ありがとうございました。もうなんか岡本さんをこき使ったよね?(笑)

岡本:大変勉強させて頂きました、ありがとうございました。

河野:北米、中南米、両方とも担当してもらって、ワシントンへ行ってもらったかと思うと、なんか中南米ぐるっと回ってきて、ヨーロッパも行ってもらったり、インドとかタイとかも行ってるよね!?

岡本:河野大臣も歴代の外務大臣の中で最も物理的にFace to Faceで外交は人間関係だといつもおっしゃっていて、河野大臣がいけないところに代わりに行ってくれとご指示を頂きました。本当に感謝してるのは、他に副大臣の方もたくさんいらっしゃったのに、私勝手にそう思ってますが、何かちょっといいタマがあると私にいつもパスを投げてくださって、機会を作って下さいました。本当にありがとうございました。

河野:岡本さんは本当に英語で交渉をしっかりやってきてくれるし、それこそ WTO から科学兵器の話も行ってもらったり、核のいろんな議論にも行ってもらって堂々と渡り合ってもらったり、そういう意味では非常に小回りのきく、いろんなところへ交渉事に出してもしっかりやってきてくれる使い勝手のいい政務官ということで、本当にこき使ったという覚えがあります(笑)ありがとうございました。

「議員外交の一翼を岡本さんに担っていって頂きたい」

岡本:私は2つ、日本の戦略として大切なことがあると思っているんです。
1つは「今まで以上に日米同盟が重要になってくる」ということだと思います。今までも十分に緊密な外交の基軸だったことは間違いありませんけれども、今後さらに、日米同盟が強化になればなるほど、日本の安全保障上の立ち位置もより良い状況になります。ですから、もう今十分だってことで全然なくて。そういう意味では政府対政府、もちろん総理と大統領、外務大臣と国務大臣も大切ですけれども、やっぱり議員と議員がお互い国民の代表として議員交流をしていくというのもすごく大切で、今まで以上に日米同盟が大切だと思いますけれどもいかがでしょうか。

河野:おっしゃる通り、これから日米同盟というのは非常に大事になってきます。残念ながら中国が経済発展とともに軍事拡大戦略をとっています。おそらくそれはどんどん続くことになるんだと思います。そういう意味でこの中国の軍事的な意味での拡大をどう止めていくのかというのは、日米同盟を基軸としてやはり価値観を共通に持つ国々でやっていかなければいけない。そして岡本さんおっしゃる様に、日米同盟の中で「議員外交というところをどう強くできるか」というのはずっと以前から言われているけれども、なかなかできなかった部分ですが、今やそんなことを言ってられません。やっぱり岡本さんのように政務官時代、ワシントンへ行ってもらったり、アメリカやいろんなところへ行ってもらって、顔も繋がっているし。先方も岡野さんならいろんな議論が自由にできると非常に高く評価をされてるわけですから、この議員外交の一翼を岡本さんにもしっかり担っていって頂かなければならないと思ってます。

岡本:ありがとうございます。言葉は所詮手段なんですけれども、通訳が入らないからこそできる世間話や家族の話が相手の引き出しをどんどん開けていくような事ってあるじゃないですか。ですから本当にペラペラじゃなくていいと思うんですけれども、相手と直接、それこそメールも直接できる、電話もできる、会えるって言うのはすごく大切な役割だと思っていますので、あの河野さんに様々なアドバイスやご指導を頂きましたけれども、自分も頑張って、あと周りの仲間とも共有しながら頑張っていきたいと思います。

〈ハッキリ分かる!岡本みつなりの本音対談〉

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