北区赤羽にて、デフリンピック・フェスティバル in TOKYO(北ブロック)が開催されました。

こんばんは、岡本みつなりです。

昨日(3/13)、北区赤羽で開催されたデフリンピック・フェスティバル in TOKYO北ブロックに参加させて頂きました。この式典は、2025年に開催が予定されているデフリンピックを東京に招致するための理解啓発イベントとして、都内四か所で順次開催されています。

デフリンピックとは、聴覚障がいがある選手のための国際的なスポーツ大会です。

歴史は長く、1924年にフランスで第一回夏季大会が開催されて以降、4年に一度開催されています。前回大会では、86カ国から2,855名の選手が参加。そのうち、日本人選手は108名が参加されました。競技ルールはオリンピックと同様ですが、様々な視覚的保障がなされた競技環境が整えられています。

全日本ろうあ連盟は、デフリンピック2025年大会の日本招致を目指しており、東京がその第一候補地となっています。

私も公明党東京都本部の2025年デフリンピック支援委員会の委員長としてサポートさせて頂いており、昨年の衆議院予算委員会では国の全面的な支援を訴え、安倍首相(当時)より「国としてもしっかりとバックアップしたい」と力強い答弁を引き出しました。

【参考】デフリンピックの日本招致について(1分42秒)(2/3/2020衆院予算委員会)

これまで私は、聴覚障がい者の方々の防災対策についても、度々国会で訴えてまいりました。

聴覚障がい者は国内に約34万人(2016年現在)いらっしゃいますが、「目に見えない障がい」と言われるように、見た目では分かりづらいため、支援が後回しにされてしまう事も少なくありません。NHKの調査によると、東日本大震災において被災3県全体の死亡率1.03%に対して、聴覚障がい者は2.00%と約2倍に達しています。

例えば、津波警報は鐘音やサイレンで伝える事となっており、聴覚障がいの方々の避難が遅れてしまう要因となっていました。そこで私は、国際信号旗を使うなど、視覚的にも警報発令の周知を義務化するよう、予算委員会にて訴えました。

【参考】聴覚障がいの方への津波情報の伝達(2分17秒) (2/25/2020 衆院予算委員会第一分科会)

誰かにとって優しい社会は、みんなにとって優しい社会である――この信念で、防災対策もきめ細かな改善を進めるように努力してまいります。最後に、昨日の来賓挨拶でもご紹介した、デフリンピックのパンフレット表紙に書かかれている、素敵なスローガンをご紹介いたします。

オリンピックは平和を守り

パラリンピックは勇気を生み

デフリンピックは夢を育む

デフリンピックという大きな目標がある事は、出場する選手のみならず、関わる多くの方々の夢と希望を育みます。2025デフリンピックをぜひとも東京で開催し、真の共生社会へ向けて大きく前進できるよう、これからも取り組んでまいります。

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この記事を書いた人

岡本みつなりのアバター 岡本みつなり 衆議院議員

米ケロッグ経営大学院修了。ゴールドマン・サックスを経て、公明党衆議院議員(4期目、東京12区選出)。衆議院経済産業委員長。元外務大臣政務官。元財務副大臣。 東京29区(荒川区全域・足立区西部)総支部長。矢沢永吉さんの大ファン。

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