ミニチュア鉄道が人気のイケ・サンパークがある豊島区の防災対策

こんばんは、前衆議院議員の岡本みつなりです。(東京12区:東京都北区、足立区、豊島区、板橋区)

豊島区内には、木造住宅の密集地、いわゆる「木密地域」が点在します。

木密地域は、消防車も入れないような細い路地に木造住宅が連なっているため、火災が発生した際には延焼しやすく、対策が必要です。国としても対策を推進しており、不燃化対策が施された地域の率である「不燃化率」を7割以上にする事を目標としています。

東京都は2012年に「木密地域不燃化10年プロジェクト」を立ち上げ、特に危険な地域として不燃化率が7割に満たない地域を「不燃化特区」に指定。燃えにくい住宅へと建て替えるための助成など、優先的に対策を施しています。

私が住む東京12区内である、豊島区の上池袋地域も「不燃化特区」に指定された地域の一つです。ただし、一つ問題がありました。

それは、上池袋一丁目のみ不燃化特区の指定から外れてしまったのです。上池袋一丁目は東部地域に大きなマンションや学校などが存在するため、全体の不燃化率は72.5%と7割を超えていますが、西部に限ると不燃化率は43%ほどに留まり、早急に対策が必要な状況でした。地域からの要望を受け、私も昨年、この上池袋一丁目を地域の方々のご案内でくまなく歩きました。

戦前からの街並みも残るノスタルジックな風情のある地域なゆえ、細い道も多く、軽自動車でも入れない道も少なくありません。いざ火事となっても消防が駆けつけるには時間がかかってしまい、「ここは不燃化が喫緊の課題だ」と肌身で感じました。

そしてついにこの度、不燃化プロジェクト開始10年を機に、東京都が不燃化地域見直しを行い、本年度より、この上池袋一丁目地域も不燃化特区に追加指定される事が決定しました!今後、老朽化した建物の解体費が助成されたり、建物を建て替えて不燃化した際、税金が減免されたりするなど、不燃化への取り組みが加速します。

また、隣の東池袋地域にも木密地域が拡がっています。昨年、隣接地に防災機能を兼ね揃えた公園イケ・サンパークを開設。200メートルの深井戸を掘り、消化活動に活用できるほか、広大な芝生にはヘリコプターが着陸可能。普段は、子どもたちが元気いっぱい走り回り、ミニチュア鉄道も走る、親子連れに大人気の公園が完成しました。

愛する地域で、これからも安心して、そして更に快適に暮らせる街作りに、今後も取り組んでまいります。

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この記事を書いた人

岡本みつなりのアバター 岡本みつなり 衆議院議員

米ケロッグ経営大学院修了。ゴールドマン・サックスを経て、公明党衆議院議員(4期目、東京12区選出)。衆議院経済産業委員長。元外務大臣政務官。元財務副大臣。 東京29区(荒川区全域・足立区西部)総支部長。矢沢永吉さんの大ファン。

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