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おはようございます。岡本三成です。

私は一年半前、国会議員で初めて「難民を国費留学生として日本に迎え入れよう!」と叫び、その実現の為に全力で闘ってきました。そして遂に先週政府は、内戦の続くシリア難民の青年を、留学生として2017年から5年間で150人受け入れる方針を決定!今週のG7サミットで世界に対して表明されます。

全ての出発点は2015年1月。私はある提言を目にしました。そして「難民の青年に、教育の機会を提供するような人道主義に力を入れるべきではないか」との一文に共感。すぐさま難民の状況を詳細に調査し、世界に5,000万人もいる難民の半数以上が18歳以下の若者であるショッキングな事実を認識しました。
そこで2月の予算委員会で、安倍総理に対し「積極的平和主義と叫ぶなら、難民に対する教育支援こそ日本主導で実施するべきだ」と提案。

その後、外務省や文科省と議論を重ね、実現の可能性を追求したものの、多くの官僚は「岡本議員の気持ちは分かりますが、現実には厳しいと思います」とつれない対応。また先輩議員の中には、「難民受け入れ自体が厳しいのに、留学生なんて夢物語だよ」という方もいました。しかし、私は元来の負けず嫌い。周りが不可能と言うと、ヤル気が増してくるタイプです。

そこで、自らの目で、ありのままの現場を見て、更に説得力ある提案をする事を決意。元NGOの職員である谷合参議院議員と共に、2015年9月に中東のシリア難民キャンプ、そして現在も紛争中で、住民の3分の2が難民のパレスチナ・ガザ地区などを訪問しました。
厳しい現実に直面する難民や、彼らを支援する国連職員等と対話する中で確信したのは、「若者達が夢を持てない状況こそ、最大の問題である」という事でした。教育を受ける事もできない。働く場所もない。だから夢など持てずに悲観的になる。この訪問を通して、日本が彼らの希望の光となれるように、全力で闘う事を改めて決意しました。

帰国後、総理や外務大臣に対して、国費留学生として難民を受け入れる為の具体的かつ実現可能な政策を提案。しかし「前向きに検討します」との返事だけで、なかなか前に進みません。「決意した事は必ずやる!」と奮起し、山口代表にも参議院本会議で、この件を総理に提言頂きました。その他にも様々な方々のご尽力を得て、遂に政策の実現へと繋がったのです。

今回の決定はゴールではなく、私のチャレンジの第一歩です。次の目標は、現在も紛争中のパレスチナとイスラエル、それぞれの国から留学生を日本に迎え入れる事です。そして、例えば私の母校創価大学で、両国の若者が、日本人・アメリカ人・ロシア人・中国人など、世界の友と一緒に学び、遊び、生活する事によって、信頼関係と友情を築く架け橋になってほしいのです。

そして卒業後、それぞれ母国に帰り、将来その国のリーダーとなった時に、「相手国との意見の違いがあっても、若き日に共に日本で学んだ友人がいるのだから、武力による事なく話し合いで解決しよう」と思ってもらえたら、どんなに素晴らしいか。その良縁をこの日本で作って欲しいと願っています。

戦争反対と叫んでいるだけでは、平和は創れません。世界平和という高邁な理想を掲げ、現実の世界を知り、具体的に一歩一歩行動を起こし実現する。それが政治です。
本日から、また新たな気持ちで、ばく進を開始します。

20160522